小学校、中学校と、登下校時にはいっつも優しいおばさん。
寡黙だけどニコニコしていて。 いっつも、「ユミちゃん、ユミちゃん」ってお菓子くれた。
実家を出てから顔を合わす機会は減って、この前たまたま見かけた。
ニットキャップを被ってた。 大病を患っていたんだね。
祖母を亡くした時もそうだけど、いつも当たり前の風景の中にいる人が、急に当たり前の存在じゃなくなった瞬間って本当になんとも言えない。
なんだろうね・・・無力さも感じるし。 自分って、本当にちっぽけだって思う。 やり場の無い気持ちが襲ってくる。
でも、いつかみんな死んじゃう。
命には限りがある。
年齢を重ねてくると、死との向き合い方もリアルになってくる。 子供の頃には当たり前だったことも、当たり前ではなくなる日が来る事を知る。
私より20歳ほど上のビアンさんが言っていた言葉を思い出した。
「生を見送るのも大事な修行なのですが、結局は最後まで「寄り添う」事だけで良いんだよ。」
・・・なんていうか、経験した人だからこその一言。
ご両親を見送り、大切な人を見送った大先輩の言葉に人生を学びました。
私の修行は続きます。
少しずつ、少しずつ心が強くなるものか。
でも、そこに愛があるからこそ、向き合えるのかもしれないですね。
おばちゃん、ありがとう。
See ya♪ です。